スーパーのお菓子コーナーでもデザインの発見がいっぱい。ソフトサラダのロゴはよく見てみると、視覚調整されたセンスの良いのデザインになっていました。
というわけで、ソフトサラダ買ってきて、さっそく撮影して観察です。
これはパッと見ただけでも、キレイに見えるように時間をかけて調整されたロゴって感じがします。ちょっとした気配りが盛りだくさんです。
枠のデザインの気持ちよさ
上の画像のどちらがソフトサラダっぽいですか?
左は正方形に角丸を取った物、右は少し膨らんで張りのある線で描いた物。
右の方がかわいくて、ソフトで自然な感じがしませんか?
内側の白線も、現物は縮小をかけただけで無く、自然に見えるように新たに作られていました。
ちょっとした気配りが、やさしい雰囲気を出しています。
ロゴタイプのセンス
ソフトサラダのロゴタイプ(文字)は気持ち良いです。
この気持ちよさは、線の太さの適切な選び方のおかげ。
横線は細く、込み入った部分は若干細くするなどの配慮が効いています。
また「フ」「ラ」などの文字を小さくすることで、超シンプルなデザインなのに単調さが感じられません。
全体としては、斜めの線が統一感を生み出していて、カタカナの「ソフトサラダ」という文字の組み合わせが最大限に活きています。
フォント選びのセンス
商品説明のちいさいフォントは上の日本語はPOPミックス、下の欧文はCopperplate Gothic(カッパープレートゴシック)を元にしています。上の画像では元のフォントを載せています。
文字を拡大してみると、両方のフォントに修正を加えられているのがわかります。印刷物なので、どうような処理かは正確には100%わかるわけではありません。POPミックスは文字を少し切ることで、自然な読み心地にしています。Copperplate Gothicは先端の処理が控えめに、かつ1、7、0の数字を読みやすくリデザインしています。とくに「1」の文字は日本人には馴染みの無い雰囲気なので、普通の雰囲気にしています。上のPOPミックスに合わせたのかもしれません。
ソフトサラダのロゴを観察して個人的に描いてみたのが上の画像です。本物のロゴには及ばないものの90点くらいのできあがりだと思います。本物のソフトサラダを買ってきて、ぜひ観察してみて下さい。もちろん味は「めちゃウマ」を保証します!